2025年度日本計量生物学会年会を,2025年5月15日(木),及び5月16日(金)午前に現地会場とZoom Webinarによるハイブリッド形式で開催いたします.また,16日(金)午後に,同様の開催形式でチュートリアルを開催予定,さらに5月17日(土)には応用統計学会年会が開催となります.
本年度も,一般講演として口頭発表及びポスター発表を募集いたしますので是非ともお申込みをご検討下さい.一般講演申込の詳細は下記の年会案内をご参照下さい.また,40歳未満の若手の正会員・学生会員を対象に「若手優秀発表賞」の表彰も行う予定です.奮ってご応募ください.本年会およびチュートリアルの参加につきましては,事前に参加申し込みをしていただきますよう,ご協力のほどお願いいたします.参加および講演申し込みの詳細は下記をご参照ください.
また,今回は富山県と富山市から助成を受ける手続きのため,現地参加を是非ご検討ください.参加者におかれましては,本申請の手続き上,氏名と居住都道府県名を富山県と富山市に提出することについて,予めご了承いただければと思います.
川口淳,口羽文,長谷川貴大,横田勲(企画担当理事)
参加希望者は,現地参加・オンライン参加を問わず,本サイトにて事前の参加登録・お支払いをお願いします(現地での参加登録並びに支払いは受け付けません).お支払い方法は,各種クレジットカードもしくは銀行振り込みとなります.先着順で受付します.空席がある場合は,当日まで受付を行いますが,5月9日(金)以降は,クレジットカードでのお支払いのみとなります.定員に達した場合には,締め切り以前に申し込み受付を終了します.支払いが確認できた方には,ポータルサイト上で領収証がダウンロード可能となります.なお,支払い確認日が領収証の発行日となります.お支払い期間が年度をまたぐため,お支払い手続きを行う日にはご留意ください.基本的に,参加費のご入金後はキャンセルできかねますのでご了承ください.特段の理由により返金対応を行う場合には,各種手数料を差し引いた金額を返金致します.
参加申込後に入力誤りに気がついた場合はお支払いをせずに,新しく参加申込を行ってください.お支払済みの場合は速やかにご連絡ください.
現地参加される方は会場でポータルサイトより発行されるQRコードをご提示ください.参加登録および支払いが完了された方は,年会前日より特設ポータルサイト内にてZoomのURLの確認および予稿集PDFのダウンロードが可能になります.ログインに必要な情報は,申し込み完了時にメールでお送りする申し込み番号をご利用いただきます.詳細は,前日までにメールでご案内します.オンラインでのセッション参加はポータルサイト内に提示したURLから入室してください.なお,本セミナーはオンラインでリアルタイムに配信しますが,オンデマンド (録画) 配信は予定しておりません.
会員種別 | 年会 | チュートリアル |
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本学会員 | 5,000円 | 2,000円 |
応用統計学会員 | 5,000円 | 2,000円 |
非会員 | 11,000円 | 4,000円 |
学生(会員,非会員とも) | 1,000円 | 1,000円 |
※非会員の方が参加申込受付時に学会へ入会いただく場合は,会員参加として受付をします.入会については日本計量生物学会HP(https://www.biometrics.gr.jp)をご覧ください.
日時:2025年5月15日(木)~ 16日(金)
セッション名:「診療二次データを取り巻く現状と解析の際の留意点」
オーガナイザー:松本 晃太郎(九州大学)
内容:
本邦において,実臨床の中で蓄積された医療情報(電子カルテ,レセプト等)を二次利用した研究は増加しており,医療ビッグデータとして活用の期待はますます高まっている.一方で,本邦で利活用可能な診療二次データの全体像を把握している統計家は決して多くないと思われる.次世代医療基盤法改正の流れも受け,今後統計家が診療二次データを用いた解析に従事する機会は増加する可能性がある.このような背景もあり,改めて診療二次データの特徴から解析の際の留意点まで包括的に把握する意義は大きい.本セッションでは,日本の医療情報データベースの分類や特徴,法的課題などの全体像から,解析の際に留意が必要な欠測や測定誤差の問題など,診療二次データ解析に関連する内容を幅広く紹介・解説することを目的とする.
以下の分野毎に演題を募集します.
A.臨床試験・臨床研究, B.疫学, C.因果推論, D.ゲノム・バイオインフォマティクス, E.資源・環境・農業, F.事例研究, G.その他
応募の際には,ご希望される分野名を必ずご指定下さい.分野毎の演題募集には,学会の独自性・特色をより打ち出し,専門性を深めるというねらいがあります.分野毎に,より踏み込んだ活発な議論を期待しております.会員の皆様の積極的なご発表をお願いいたします.
口頭での発表を希望するかポスターでの発表を希望するかを,申し込み時にお申し出ください.ポスター発表は,現地発表のみとする予定です.希望を最大限尊重いたしますが,プログラム編成の都合上,発表形式の変更をお願いする場合がございますことをご了承ください.
口頭での発表をされる40歳未満の若手・学生会員の方を対象に,「若手優秀発表賞」(Young Investigator Presentation Award)を創設します.以下の(5)をご参照ください.
日時:2025年5月16日(金)午後
テーマ:一般化ランダムフォレストの理論と因果効果推定への応用
オーガナイザー:坂巻 顕太郎(順天堂大学),川口 淳(佐賀大学)
内容:
木構造を用いたデータの分析(決定木・回帰木)は可視性と解釈容易性の観点から広く利用されている手法である.また,決定木を弱学習機とするランダムフォレストは,Breiman (2001) で提案されて以来,分野を問わず予測・判別タスクにおいて広く利用され,高い精度を示してきた.近年,causal forestが Athey and Wager (2019) 提案され,一致性と漸近正規性が示されたことにより,統計的因果推論の分野でランダムフォレストは高い注目を集めている.本チュートリアルでは,まず一致性や漸近正規性を持つランダムフォレストがどのような理論的背景のもとで構成されるのかについて説明する.次に,ランダムフォレストを用いて局所推定方程式によって定義されるパラメータ推定の手法である,Generalized random forest (GRF) について事例を交えつつ解説し,GRFの因果効果推定への応用であるcausal forestや,causal survival forest (Cui, 2023) などについても説明する.時間が許せば,変数重要度の理論的な背景についても解説する予定である.
試験統計家認定の更新を申請される方は,有効期間内に30単位を取得する必要があります.年会は“10単位”となっており,1/3を満たします.単位認定をご希望の方は,登録時に「試験統計家の単位認定の希望有無」の項目で「希望する」を選択してください.当日はZoomのチャット機能を利用して,そこに提示したURLを押下していただくことで出席確認を行います.確認タイミングは初日および2日目午前・午後の各1回としますが,そのいずれかで確認できれば出席したものとみなします.現地参加の場合は当日の受付完了後に,Zoomのチャット機能を利用して出席確認された方は後日に,ポータルサイト上で受講証がダウンロード可能となります.なお,単位認定の受講証とは異なり,参加証明書については,参加登録および支払いが完了された方に一律発行されます.
・年会期間中に日本計量生物学会総会,学会賞授与式を開催します.
・5月17日(土)には応用統計学会年会が開催されます.参加費は応用統計学会員,日本計量生物学会員4,000円,非会員6,000円,学生(会員,非会員とも)1,500円です.